エンジンイアに欲しい+αのスキル3選
みなさん、こんにちは!office SEDA のヒロです。
今日は日本のエンジニアに欲しい+αのスキルをお伝えしたいと思います。
因みに私もいちエンジニアとして製造業で働いてます。
今日お伝えしたいことは、私自身がこれまで様々なエンジニアと関わり、日々の業務を共にするうえで感じていること、技術部署をマネジメントする立場で日々エンジニアに対して感じている事です。
つまりエンジニアとしては優秀なんですがもう少しプラスで欲しいスキルを今日は紹介したいと思います。
エンジニアでない方にもそれなりの気づきが得られる内容ですので、読んで頂けたら幸いです。それでは今日もゆる〜くいきましょう。
エンジニア(技術者)の強み
まずエンジニアの強みについて紹介します。
エンジニアは一般的に「技術と技能を兼ね揃えた人材」と表現されます。
技術と技能の具体例をあげると下記のようなものですね。
補足すると、技術はノウハウやメソッドとして展開が可能であり「他の誰か」でもできる事。つまり標準化することができる術。技能は、経験を積み重ねて得られるもので、他の誰かができない術。この両方のスキルが高いと優れたエンジニアということですね。
更にエンジニアは問題解決が得意です。論理的に問題を層別し、仮説・検証を繰り返す事で問題の真因に対して対応することに長けている点がエンジンイアの強みではないでしょうか。
これらのエンジニアの強みに対して、更に+αして欲しいスキルを今日はお伝えしたいと思います。
+αのスキル3選
結論、エンジニアに欲しい+αのスキルは下記の3つです。
まず「経営(原価)指標の知識と判断するスキル」です。
ここでいう指標というのは、材料費や加工費、販管費などのモノやサービスの原価における勘定科目ではありません。モノやサービスにおける付加価値率であったり、損益分岐点、付加価値生産性(労働生産性)などのことです。
なぜエンジニアにこのスキルが欲しいのか?
技術者はどうしても様々な技術を追求するがゆえに、経営的な視点がおろそかになりがちです。
(実際に原価指標の問題を大手企業の中堅・若手エンジニア200名程度にテスト形式で研修をしましたが、自力で解けた人はほぼいませんでした。)
どんなに優れた技術でも世の中に広く伝えるためには量と価格(コスト)が見合い、企業のリソーセスが確保されて初めて持続可能な会社経営とその技術によって社会へ貢献できるという現実を理解する必要があるということです。
次に「企画、創造するスキル」です。
エンジニアは問題解決に長けているということは先述の通りです。
(私の会社でも昇格する度に問題解決研修を受講させられます。)
目指す姿に対する現状のギャップから問題の真因を追求する術はエンジニアとして重要なスキルですよね。
しかしこのスキル、特に問題がない時や問題の対象・解決する対象がもっと大きくなった場合に有効でしょうか。残念ながら多くのエンジニアは自分の範囲外だから…となってしまうのではないでしょうか?
(変化の少ない業界や組織が細分化された大企業のエンジニアによくみられる傾向があります。)
つまり、問題解決するスキルは問題を創造するスキルではないということです。問題を創造するとは自分軸と広い視点で社会を捉え、ビジョンや願望から生み出されるものです。
日々、目の前の技術課題に追われてるエンジニアはチョット立ち止まって問題を創造してみてはどうでしょうか?
最後に「伝えるスキル」です。
同じ分野のエンジニア同士の会話は楽しいですが、興味関心が薄い技術講演会って正直つまらないですよね?(笑)
エンジニアでない人ならなおさらです。
残念ながらエンジニアの話は専門的な表現が多く自分本位な伝え方になりがちです。素晴らしい技術的な開発もエンジニアの伝え方次第で陳腐なものになってしまうケースはこれまで多く見てきました。
伝えるスキルは様々あるので、ここでは大事なポイントを一つだけお伝えします。難しい技術の話を分かり易く伝えるにはユーモアが必要です。
3つのスキルの磨き方についてはまた別の機会に取り上げたいと思います。
今日はこのあたりで…
最後まで読んでくれてありがとうございました。
ユーモア…プリーズ…
office SEDA